生きているロボットをこよなく愛す
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「さようならドラえもん」1/2
比較はしない。
映画と比べるのは酷です。
って言うか渡辺監督を認めさせた伝説のアレと比べて、
ああだこうだと言う事は無粋です。
ならTV版と比べろよとおっしゃるかもしれませんが、
タイトルをあえて「さようなら」とした事を尊重して、
完全にこの作品単体で扱います。
あ、原作との比較はしますけれど。

始まりは雪。
これからの冷たい展開を感じさせながらも、
溶けない雪はない事を暗示させます。

ジャイアンに殴られる理由が明確に。
ご飯粒が付いていたのを指摘してみんなに笑われたからだと。
どうでも良い事だけど、
ガキ大将としては大変な屈辱。
ここは「ジャイアンはむやみに暴力をふるわないよって事か?」
とひね曲がった解釈をせずに(お前だ)2度目の視聴をお薦めします。
余談ですがいつも感想は3度目で書いてます。

今回のお話、
感情をタメて爆発ってのが多いんです。
若干後の事ですが、
「帰る」と告げられた後ののび太の表情。
かんきゅう:緩急:感泣

理解していないいつもの笑顔から、
その事が解った時の爆発。
我が子の取り乱し方を仕方がないとは解りつつ、
怒鳴りつけるパパ。
表面上は穏やかに取り繕いつつも、
一人で帰りたくないと泣くドラえもん。

そのある意味対局として、
今回「敵」であるジャイアンの、
穏やかな日常から突然の怒りの感情。
いつもの出来事であるようで、
それはいつまでも続かない。
そんな予兆がしませんでしたか?
言い過ぎですか(笑)


パパ影の主役。
「大好きな友達と別れるのはつらいことだ。
だが のび太だけがつらいと思っているんだろうか…
のび太がつらいように、ドラえもんだって同じくらいつらいんだ。
のび太が悲しめば悲しむほど、ドラえもんも悲しい思いをしている。
そんなドラえもんの気持ちをわかってあげなきゃ
ドラえもんは帰るに帰れないじゃないか。
それじゃあドラえもんがかわいそうだよ。」
りっぱなパパ

「ドラえもんは帰るに帰れないじゃないか。」
のちのあのシーンに繋がりますね。
「また、相手の気持ちを解ってあげる」
と言うのは冒頭の、、
好意で指摘したがその後の結果を読めなかったのび太と、
相手の好意を読み取れなかった
ジャイアンとのすれ違いも感じさせられます。

また、今作のうまさとして、
「見せる表情の変化の上手さ」と、
「見えない表情の魅せ方の巧みさ」があるように思えます。
節操もなくベタベタ貼り付けてますが、
こんな切り貼り1シーンよりじっくり本編を観て頂きたい所。
野比家

2人で散歩中なのに
「その辺を散歩してくる」と駆けだしていくドラえもん。
「涙を見せたくなかったんだな、ドラえもん」
原作の「涙を見せたくなかったんだな。いいやつだなあ。」
が大好きなだけにちょっと残念な変更ではありますが、
前半のパパの言葉からののび太の感情を考えると、
「いいやつ」はちょっと不自然になってしまったんでしょうか。
そうでもないか。

ジャイアンが夢遊病から深夜のお使いに。
夢遊病を回避して児童虐待に(笑)
帰れないんだ!

「いいかげんにあきらめろ」
と言われても諦める事が出来ないのが今日ののび太。
ここからの一連のセリフは誰も変える事が出来ない。
変えちゃいけない。

「キミの中ののび太」は文句なしの名曲ですが、
前半でも使ったしちょっと流し過ぎかなぁ。
「夢をかなえてドラえもん」のオルゴールアレンジとか、
同様のゆったりとした曲を用意して、
安売りは避けるべきだと思うのです。

タイムフロシキで壊れたメガネをそっと直す。
ドラえもんがして出した最後の秘密道具。
ねだられたり迫られたわけではない秘密道具。

夜が明けて行くにつれ、
ドラえもんの姿が薄れていき、
机の引き出しが開いていく。
あたかも今までの事が夢であったようなシーンですが、
開け放たれた机の引き出しが現実であった事を示しています。
直されたメガネと、
あえて開けたままの引き出しがドラえもんの最後の自己主張。

何気ないアイテムですが、
メガネも机の引き出しも、
のび太とドラえもんを象徴するもの。
片方は綺麗に直され、
もう片方もあるべき姿に戻った。
それを感じさせます。
さようなら

机の引き出しはからっぽのままだけど、
ドラえもんがいた押し入れにはもう物が詰め込まれている。
そんな現実感がなんともやるせない。
「さようなら ドラえもん」
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【2009/04/29 23:19】 | アニメ感想
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